車上生活で本を書く 青井硝子のケイトライフ

軽トラック上に家をDIYして車上生活する方法や、住所不定のままお金を稼ぐ方法、小説家になる方法などを記録していきます。普段は川原でBライフ的田舎暮らしをしたり、都会の駐車場にモバイルハウスで生活してます。ノマド生活や肩肘張らない起業に興味ある方はぜひ。

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分け入っても分け入っても青い山

どんどん登る。

ぐねる山道を3速で。

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途中、とても綺麗な湧き水があって、お昼には少し早かったけれどもパスタを茹でた。

枯れ葉の絨毯の上で、苔のテーブルクロスを敷く。

気分はまるで自然。贅沢。


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セミさんが「なにやってんこげなとこで」的な問いかけをしてくるが、
あいにくとセミさんが食べられるような樹液的な物を持ち合せていない。

トンボの羽を透かしてみれば、先祖の霊を垣間見る。というが、
果たしてセミさんの羽を透かし見た向こう側には何が映るのだろう。


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途中、土蔵のようなものを見かけた。


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住む人がいなくなって放置されているのだろうか。

豪雪で壊れ、直さずにそのままといった感じだろうか。


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……いや。住んでいる気配があるぞ。

不用意に近寄ってはいけない。山の民の領域に踏み入ることになる。


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途中、九条賛成の素朴な立て看板を見かけたので立ち寄ると、
おじさんが声をかけてくれた。
そのまま一時間くらい話し込む。

聞けば、ここでバブル前からずっと林業を営んでいるらしい。
すごく優しい方で、動物の獣害と屠殺の話になるととたんに眉をしかめて、共存共栄できればいいんだが……と仰っていた。
あまり空気を読めないことに定評のある私は、肉をジビエパッケージにして売る話をしてしまってえらい迷惑かけた。九条賛成の看板を見てから入ったんだからその辺分かれよ自分。

写真は、ドアを開いたままにしておくための竹をもらったところ。
ちょうどいま切ってきたばかりという青々しい竹。
今使っていた、切り残りの発泡スチロールよりもずっとコンパクト省スペースで、思い出と共に愛用している。

おじさん、ありがとう。すごい貴重なお話を聞かせてもらった。
九条賛成するかどうかは置いといて。
ラブアンドピースを掲げたヒッピーの生き残りがいるという話は本当だった。


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小屋がある。ドアが無いので立ち寄る。


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土地神だ。

旅の安全を祈願して手を合わせる。



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頂上についた。

夕立山というらしい。


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頂上の公園からワンショット。
見渡すばかりの青い山。

昔は緑色の事を青と言っていたらしいが、ここでは緑と青の境界が無かった。


色の境界。

今ではハッキリと色相環に色の名前が付いている。
緑は緑、青は青。


山で暮らすようになってから二ヶ月。
日本人と一口に言っても様々な人種、思想の方々がいることがわかるようになった。
特に山の民と海の民は違う。緑と青くらい違う。

竹の支えをくれた林業の方や、道を親切に教えてくれたガソリンスタンドの方々と話してみてわかった。自分はどうしようもなく海の民のほうだと。

海の民。
大らかで好戦的。その日暮らしの傾向が強く、個人主義。他人への共感は低め。

これが山の民との違い、らしい。

山の民は大らかではない代わりに戦を厭い、計画立てて日々の暮らしを設計する。
共同体志向が強く、他人への共感力が極めて高い。


それが良い悪いではなく、その分類に今のところ意味は無く。
青と緑の間に無限の色合いと名前が付いているように、山の民と海の民の間にも無限のグラデーションがあるのだろうと思う。

ただ、自分は海の民だ。
夏が終われば早々に山を下ろう。

ここでは自分は、どうしようもなくお客様だった。
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