車上生活で本を書く 青井硝子のケイトライフ

軽トラック上に家をDIYして車上生活する方法や、住所不定のままお金を稼ぐ方法、小説家になる方法などを記録していきます。普段は川原でBライフ的田舎暮らしをしたり、都会の駐車場にモバイルハウスで生活してます。ノマド生活や肩肘張らない起業に興味ある方はぜひ。

2015年04月の記事

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車上生活者の水補給について

DSC_0191.jpg

車上生活でいかにして水を補給するか。
写真を見たら一目瞭然でもう話すことがない気もするけれども、一応解説。


南紀白浜のような人気のある海岸には、必ずと言っていいほど公衆トイレがある。
道の駅にもあるし、弁天島の無料駐車場にも据えられていた。
こういった公共インフラから湯水のごとく溢れ出る水を一日2~4リットルばかりいただいている。

使い道はほぼ食事一択で、
①まずパスタを茹でる。
②茹で汁を捨てずに味噌汁にする
③食べ終わった食器を洗う
④ビタミン錠剤を飲む(乳幼児用ミルクぐんぐんでも可)
このルーチンと決まっている。
一食当たりだいたい1リットル半くらいの水で賄えるので、4リットルタンクを満タンに入れると約一日半は保つ。
夏場は汗をかくのでもう少し必要になるかな、くらいだ。

ちなみに前までは20リットル入るタンクを用いていた。けれども、20リットルはでかいし重いし満タンまで入らないしそんなにいらないしで非常に使い勝手が悪かった。あれは小屋暮らしの人用なんだな、と思い知った。

写真の4リットルタンクであればこうやって公衆トイレから水を汲むことが簡単にできる。それに都会の駐車場で寝泊まりする際に近くのスーパーからRO水をタダでもらうこともできる。
スーパーでタンク一個500円で手に入れられる。
既に必需品となった。




DSC_0190.jpg

南紀白浜は良い。
拠点から歩いて行ける距離に業務スーパーがある。
食費が圧縮できるし、ビタミン不足を心配しなくてもいい。
あとはシャワー施設が一個あれば最高なんだけれどもなぁ。


……ところで何の関係もないけれど、このスーパーにいた他のお客さんがものっすごく臭かった。
浮浪者の自分が「臭い」と感じるくらいなのだからよっぽどだ。
しかも親子で来ていて、お父さんと息子さん両方とも本気で饐えた臭いがした。
コーヒーと、タバコと、あと生ゴミと、その他が混じった臭い。
すれ違った瞬間吐きそうになって慌てて店を出た。
何か可哀想な事情でもあるのだろうかと思ってしまったけれども、遠目から見てとても幸せそうに商品を選んでいたのできっと遺伝か何かなのだろうと思った。

帰って調べてみると、今まで気にも留めていなかった「ワキガ」というものの悲惨さが訥々とまとめられていてすごく複雑な気分になった。臭いだけで差別した罪悪感、みたいなものが湧いてきて、申し訳なく感じた。

「わきが」の手術を受けてきたけど質問ある?
ワキガの20女だけど質問ある?



もしこれが自分だったらと思うと、ぞっとする。この車上生活もありえなかっただろう。

水を公衆トイレから汲むような生活だけれども、こういう生活こそ五体満足だからできる贅沢なのかもしれないな、と思いつつ、買ってきたパスタを圧力鍋で茹でた。



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歯のトラブルと社会資本について

歯が欠けた。

昨日、キャラメルたっぷりのポテトを食べていたら、奥歯がぱっきり逝った。
後半から砂糖が冷えて固まってきて、あ~やばいな~とか思っていたが、まさか治療済みの奥歯が欠けるとは思わなかった。
さっさと歯医者いかないと。

歯医者?
どこの?

自分が目で見て最強に信頼できる歯医者さんは、地元と二年近く住んでいたアパート近くにしかない。
軽トラでさささっといけばいいのだけれど、この前それやってあまりのしんどさにもうムリってなった。
山いくつ越えなあかんねん。



ということで、社会資本について。
社会資本と言っても電気ガス水道の方ではなく、人とのつながりの方。社会関係資本。

車上生活における電気ガス水道は、いい土地を見つければアパート暮らしとほぼ変わらないクオリティが手に入ることは今までで証明済みだ。

しかし、社会関係資本のほうは完全に見落としていた。

歯医者のような、情報の非対称性が大きい職を頼る場合は、その医者にかかった人のレビューを参考にするしかない。
これは入ったことのないパン屋でも同じだ。食べたことのないパン屋は食べた人の意見を聞くしか美味しさを測れない。
歯医者とパン屋で違う点は一つ。
パン屋だったら自分で買って食べればいい。
しかし歯医者は数年に一度しか訪れず、自分の目で確かめることはほぼできない。情報の非対称性は歯医者の方がずっと大きい。

もしもこれが地元を活動の中心に据えている人であれば、昔なじみの友人に一本メール入れれば済む話だ。いや既に行きつけの歯医者があるだろう。その生きたリアルなネットワークの厚さから、社会関係資本が充実しているといえる。



翻って車上生活はどうだろう。
一期一会を繰り返す車上生活。人付き合いは日本全国浅ーくひろーくなってしまい、深く付き合えている人は皆無と言っていい。先の地元人と比べて社会関係資本はとても貧弱だ。

その貧弱さは、だいたい上京したての人と同じくらい。
上京したての人はその社会資本の貧弱さにより、だいたいカモられる。

折しも今回トラブったこの歯は、下高井戸で駐車場暮らしをしていたときに鹿野歯科医院で治療した歯だ。
何回も通院させられてさあようやく治療だとなるも、院長がやたら横柄に補助の女性をいびり、私の胸に器具を叩きつけるようにして置き、挙句に一日経って水を飲んだらパキィッ!という音とともに痛みが走った。
そして一年と二か月後の今になって歯が欠けた。

パキィッ!という音の直後、医療ミスだと思って前住んでいた信用できる歯医者、三重県鈴鹿のおざわ歯科のもとに車を飛ばした。しかし表面上は全く損傷がない。レントゲンとってもわからない。

一年二か月後の今こうしてみると、おそらくレジンと歯の熱膨張率の差によって歯にひびが入ったことがわかる。
他の歯医者さんならこういう事態は起こらなかったかと言われると、それはわからない。
しかし主観で圧倒的なクオリティの差を感じた。誠実さは本当に人に伝わるものなんだ、と学ぶいい機会だった。



ところで、上京してくる人が増えているそうだ。
ネットが社会関係資本の代替になりつつある点が大きいように思う。
たとえば、一口に上京といってもどの街が暮らしやすいかとか犯罪率はどのくらいかとか、地方じゃ全くわからなかった。いくら貯めておけばいいかとか家賃の相場はいくらくらいかとか、銀座で牛(ベコ)を飼えるのかとか。
これがネットの口コミなどの情報が入るようになってから随分楽になったように思う。
単身上京するハードルがネット普及以前に比べてとても下がったのだ。

ということは、車上生活や大師匠寝太郎さんのBライフも、精確な情報発信を心がけることで参入ハードルはずっと低くなるのではないだろうか。



ネットの発展によって、社会関係資本の内容は変化したように思う。
今までは同じ場所で生活している人と地域情報を共有していたけれど、これからは「同じ生き方をしている人」と生き方の知恵を共有することが資本になる。サラリーマンさんの生き方が未だに根強いのは、先駆者が大量にいるからだ。

車上生活なら車上生活者同士が、Bライフなら小屋暮らししている人同士が、ネット上で情報を共有することで資本が増加していくだろう。あるいはサンカの民のように。



……それでも結局、歯医者には恵まれなさそうだけれども。

あ~歯医者怖いよぅ。


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